オリンピックの記憶

　スポーツをやるのは全くダメだが、見るのは大好きである。

　私は昭和３９年、東京オリンピックが開催された年の生まれである。当然東京オリンピックの記憶はまったくないが、１９７２年の札幌オリンピックくらいからは記憶がある。札幌オリンピックは地元北海道の開催であったこともあり、当時小学生であったが、７０メートル級ジャンプでの日の丸飛行隊の活躍は記憶に残っている。その後も、オリンピックとなれば、生中継のテレビにかじりついて見ており、ミュンヘンの男子バレーボール金メダル、サラエボの一発屋地元釧路出身の北沢選手（スピードスケート銀メダル）、ロサンゼルスの柔道、山下対エジプト、ラシュワン選手の決勝、ソウルの鈴木大地の背泳ぎの金メダル、シドニーのマラソン高橋選手の金メダルなどなど、印象に残る場面がよみがえる。

　さて、ソチオリンピックが開幕した。フィギュア、ジャンプなどの比較的メジャーな競技はもちろんだが、私が注目するのはカーリング。地味だがじっくり見ていると、一投一投に作戦が見え隠れしておもしろい。大逆転狙いの一投もあったりして、なかなかの見応えである。しばらくは寝不足の日がつづきそうである。

　また、６年後には東京オリンピックの開催も決定した。開催決定の時に大喜びしていた東京都知事が表舞台から去ったのは皮肉だが、これから６年かけて東京オリンピック開催に向け日本中が盛り上がっていくのであろう。６年後も今のように元気で仕事ができていればいいなと思う。