弁護士って何してるの?(4)

 今回は、裁判所での弁護士の活動についてご説明しましょう。テレビドラマや映画に出てくる弁護士は、裁判所の法廷でいきなり真犯人を名指しし、あっというまに事件を解決したりするわけですが、実際にはあり得ない話です。

 裁判所での弁護士の活動で、比較的皆様になじみ深いのは刑事裁判における法廷での活動と思われます。時々テレビニュースでも法廷の様子が報道されます。特に裁判員裁判が始まってからは、裁判員の市民の方々の目の前で法廷活動を行うことになり、弁護士は一瞬たりとも気を抜くことができません。法廷活動の中心は証人尋問ですが、聴いてわかりやすく、かつ、こちらの狙いどおりの証人尋問を行うことは大変難しいのです。

 私も、日頃から研修会に参加し、参考書を読んだり他の人の尋問を聴いたり証人尋問の技術向上のための努力を惜しんでいるつもりはないのですが、それでも、自身で納得できる証人尋問ができるのは、数年に1回あるかどうかではないでしょうか。

 証人尋問以外にも、弁護士は裁判所で争点整理手続や和解の協議などを行っており、実は証人尋問よりもこちらの方が回数も掛ける時間も多いのです。但し、これらの手続は公開されませんので、実際に裁判の当事者にでもならないと市民の方がかかわることはないのです。

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コメント: 1
  • #1

    勃起不全 (火曜日, 28 4月 2015 16:56)

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