今回は土地売買にからむトラブルの話です。ある道内地方都市の知り合いの70代男性が土地を売却することとなり不動産業者に依頼しました。ところが、その知り合いが売買代金を受け取った直後、不動産仲介業者がその人の自宅に乗り込み法外な手数料を要求してきたというのです。
幸い知り合いがすぐに電話をくれたので、私が不動産業者と電話で話をしました。手数料の額は土地代金の40パーセントもの金額であり、宅建業法で定められている仲介手数料を明らかに上回っています。そこで私は、そのような手数料を支払う必要は無いこと、業者が退去しないのであれば最寄りの消費者センターにでも電話して苦情をいうようにアドバイスしました。結局、法定の手数料支払いでことなきを得ました。
高齢の方の場合、現役時代と違って気力も体力も落ちていますし、地方では地縁等のしがらみもあり、相手に強くでられると面倒を避けようとつい相手の言いなりになってしまいがちです。今回の知り合いも、不動産業者から当初の40パーセントから手数料を半分にする(それでも法外な手数料であることに変わりありませんが)と言われ、いったんはそれで解決する気になってしまったようでした。
私にすぐ連絡をくれたからよかったですが、そうでなければみすみす何十万円も払う必要のないお金を払ってしまうところでした。 また、いったんお金を支払ってしまうと取り返すには、時間も手間も費用もかかりますし、仮に裁判までやって勝訴したとしても、強制執行ができないということも考えられます。納得のいかないお金を支払う前に、是非専門家に相談して下さい。
高齢者の方には、身近に気軽に相談できる専門家がいることが大切だとの思いを新たにした事案でした。
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勃起不全 (火曜日, 28 4月 2015 16:52)
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