悲しい物損事故

あなたが、15年前に購入し、大事に使用していた自動車があるとしましょう。走行距離も10万キロを超え、中古車で売ったとしてもほとんど値段がつきません。

この自動車が物損事故に遭いました。赤信号停止中に追突されたとします。修理代を見積もってもらったところ100万円かかるようです。さて、あなたは修理代の100万円を支払ってもらうことができるでしょうか?

 

残念ながら修理代を支払ってもらうことは出来ません。同程度の中古車を購入するための費用(せいぜい10万円くらいでしょうか)しか払ってもらえないのです。

追突事故ですから、あなたに過失はありませんが、損害賠償の取り扱いでは、自動車の時価評価を上回る修理代は支払われないのです。このように修理代が自動車の時価評価を上回る場合を評価全損とか経済全損といっています。評価全損の場合、損害はあなたの自動車の評価額であり、これを賠償すれば修理代を賠償する必要は無いとされています。

 

この取り扱いは、保険会社の一般的なとりあつかいであり、裁判でも同様です。従って、なかなか納得できないのですが、やむを得ない場合が多いのです。まさに、悲しい物損事故なのです。

 

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    勃起不全 (火曜日, 28 4月 2015 16:51)

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